予兆 散歩する侵略者 劇場版
黒沢清監督の「散歩する侵略者」本編のスピンオフとして制作された全5話のドラマ「予兆 散歩する侵略者」を「劇場版」として映画化したアナザーストーリー。
同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から家に幽霊がいると告白された山際悦子(夏帆)はみゆきの精神状態を心配し夫の辰雄(染谷将太)が勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきには「家族」という概念が欠落していることが判明する。辰雄から新任の外科医だと紹介された真壁司郎(東出昌大)にいいようのない違和感を抱く悦子。やがて真壁と常に行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていき、得体の知れない不安を募らせる。