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毎年、四国には「四国遍路」を目指して何千人(15万人〜20万人)もの旅人が訪れる。九百年以上にわたり、人々は日本仏教に大きな足跡を残した弘法大師・空海の足跡をたどり、88の札所を結ぶ約1200キロの道のりを歩いてきた。本作は、そうした巡礼の道を現代に歩む4人の姿を見つめた、静かな瞑想性をたたえるドキュメンタリーである。疲労、孤独、あるいは言葉にならない幻滅をそれぞれに抱えた彼らの歩みを、片岡志帆監督が四国の穏やかな風景と寺々のたたずまいの中に美しく映し出す。
スペシャルゲスト: 片岡志帆監督
本作の監督、プロデューサー、撮影、編集のすべてを一手に担うのは、片岡志保監督です。京都近郊の小さな村に生まれ、四国に深いゆかりを持つ家庭で育ちました。 子供の頃はおもちゃに恵まれていたわけではありませんでしたが、その分、手作りの人形で遊び、自ら漫画を描き、学校の劇に出演するなどして過ごしたといいます。こうした創造性豊かな原体験がクリエイティブな道へ進むきっかけとなり、1993年に渡米。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツ(SVA)で映画制作を学びました。 卒業後は、NHK、FCI、CCTVなどアジアの主要テレビ局で番組制作に従事。2005年には自身の制作会社「Some Days Films(旧 Cucumber Productions)」を設立し、テレビ番組の制作と並行して、自身の作家活動を本格化させました。 片岡監督の確かな手腕は高く評価されており、2009年にはNHKのドキュメンタリー番組『ホスピタル・ラジオ』および『たのしい放課後理科クラブ』の2作品で、アメリカのテリー賞を受賞しています。

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